続・ニーネLOVE


3/1の続きです。


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Oooit BEST 99-02ストーミーサンデー双葉双一に気を付けて、の3枚を通販で一気に購入したのは
ちょうど初任給が出た直後、5月頭のことでした。


一気に買っても一気に聞けないのは歯痒いものですが、このOooit BEST、ニーネ「うつぎみDXOK」・双葉双一「お嬢さんよろこんで」・sunzriver「下り」が連続して聞ける貴重なアルバムでもあります。


ニーネをちゃんとCDで聞いたのはこの曲が初めてだった。


「続けるために、 がんばろうぜ!!」


相変わらず、熱くてとがっていて、どこか情けない演奏と歌。
がんばろうぜ!! なんて歌詞の曲を好んで聞いたことはほとんどなかったので、どうなんだろう、と思いながら聞いた。
どうなんだろう、と思いながらも、この人はきっと本当に、続けるために頑張っているひとなんだと思った。決して嘘を歌っていないということは、なんとなくわかるような気がした。


それを確信したのは、ニーネを知ってからだいぶ経ったある日、珍しく精神的に追い詰められて、どうすればいいのか全くわからなくなってしまったときのことだった。
自然とニーネのこの曲が頭の中に流れ出して、涙が出てきた。


そうだった。
続けるために、がんばろう。続くためなら、かまわない。


素直に心からそう思った。


そんなふとしたときに働くとんでもない力が、ニーネの曲、大塚さんの歌には、あるのかもしれないと思う。


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ここまで書いたら、あとは余談。


私がニーネのライブに初めて足を運んだのは去年の9月ですが、その2週間前に偶然、渋谷のライブハウスでドラムのサダさん・スタッフの水庭さんに遭遇するプチ事件がありました。


そのライブハウスとは7th floor、わたしは川本真琴さんと豊田道倫さんがそこで対バンすることを3日前ぐらいに知って、あわててチケットを予約して仕事帰りに渋谷へ急いだ当日のことでした。
ちなみに、豊田さん(パラダイス・ガラージ)のサマー・ソフトという名曲を知ったのもOooit BESTがきっかけ。


ライブハウスに知り合いはもちろんいなくて、座れる席も埋まっていたので、後ろに立ったり床に座り込んだりお酒を飲んだりしながら、初めて観る2人のライブを夢見心地で満喫。すごくいいライブだった。
目の前を横切る川本さんは、信じられないくらい細くて小さくて可愛らしかった。


帰りにパラダイス・ガラージの再発CD「ロックンロール1500」を購入して、いい気分でさあ帰ろうと思っていたら、エレベーターの前でフライヤーを配っている人がいたので、いい気分のまま何気なく受け取った。


「ニーネです」


思わず足が止まった。
とっさに「あの、大塚さんのブログみてます。」と話しかけた(確かサダさんに)。驚かれつつ、CD-Rもってます、とか、言うだけ言って、名前を聞かれたので、あ、ニーノです。と名乗った。


大塚さんはちょうどそのとき入れ違いで、楽屋にいたらしい。けど、なんとなく来ていないものと思い込んでいたので、今度のライブがんばってください!よろしくお伝えください!と2人に軽く挨拶だけして、その日は帰路についた。
不思議な出会いもあるもんだなあと思いながら。


その2週間後に出向いたライブが、水庭さん企画のラプソディvol.7@東高円寺UFOClub。そこでまた思いもよらない人と遭遇することになるのですが・・・
それはまぁ、又、別の機会に。


最後に、ニーネのライブ映像。
「何も考えていないわけじゃあないんだよ」


あんずノオトさんによるカバーも、必聴です。